高気密高断熱の住宅の寒さの原因
2021-01-30
冬場でも温かく過ごせるはずの高気密・高断熱の住宅のはずが、室内が寒いと感じるケースがあります。
この寒さの原因とは一体何なのでしょうか?
高気密高断熱の住宅の寒さの原因のひとつとして考えられるのは不十分な気密性です。
冬場に室内を温かく保つために大切なのは断熱材だと考えられがちですが、断熱材がいくら厚くて高性能だったとしても、それだけでは室内の温かい空気を保つことはできません。
室内の温かさを保つためには、住宅の断熱性に加えて「気密性」がとても大切です。
なぜなら気密性が低いと温めた空気が外に逃げてしまい、外の冷たい空気が室内に流れ込んでしまうので、いくら断熱性が高くても室内の温度が下がってしまうからです。
室内がなかなか暖まらない、暖まったと思ってもすぐに寒くなってしまう場合には、住宅の気密性と断熱性に原因があると考えられます。
住宅の気密性や断熱性は測定して数値として知ることができます。
気密性と断熱性のどちらに原因があるのかについて把握できれば、その後の対策もより立てやすくなるでしょう。
C値が低く気密性が高いということは、低い冷暖房費で1年を通して快適に過ごすことができる、高性能の家であると言うことができます。
様々な注文建築会社がある中で、気密測定まできっちりと行ってくれる会社は、断熱もしっかりされておられるところが多いので、一つの判断基準になるかと思います。
もちろん当社でも、きっちりと気密測定し、お引き渡しさせていただきます。