ハウスメーカーと地場工務店との違い
「価格について」
まずは住宅購入(一戸建て)において土地購入費用以外の、住宅建築に大きく掛かってくる費用の内容を解説します。
・建物本体価格(ここで坪単価という言い方をすることが多い)
・付帯工事と呼ばれる水道や下水、電気などのインフラを整える工事
・諸経費(ローン手数料や、登記費用、印紙代、火災保険など)
・インテリア、外構工事(必要な場合ですが、多くの方が同時に行います)
・地盤改良工事、解体費用(必要な場合のみ)
・その他引越し費用、仮住まい費用(必要な場合のみ)
上記のように分類されますが、ハウスメーカーや地元工務店でどこまで含まれているかはまちまちです。
ただし価格が大きく変わってくる部分は「建物本体価格」になってきます。
地元工務店としてののメリットとしては、下記の通りです。
・地元工務店では最小限の人員で運営しているため、余計な人件費などがなく、住宅建築に関わる元手の費用が相対的に低い。
・大手住宅メーカーは広告宣伝費に毎年かなりの額を投資していますが、地元工務店では最小限に抑えている。
・物流コストが地元で完結していること。
など様々な要因がありますが、地元工務店の方が安くなる場合が多いです。
②技術力について
技術力は当然ハウスメーカーの方が上!と思っている方も多いのではないでしょうか。
確かに大手ハウスメーカーの中には、住宅部材の工場生産の割合が多いメーカーもありますが、大半は地元工務店
と同じように現地の大工さんや、専任の下請け工務店さんが組み立てているのが現状です。
そのため、建築自体の技術力については比較ができないのが事実であります。
建築とは、現地での大工さんの腕で左右される部分も大きいです。
例えば、大手ハウスメーカーの素晴らしい断熱材があったとしても、しっかり施工されていないと本来の能力を発
揮しないこともあります。
③品質について
先述の技術力と被る部分もありますが、大手ハウスメーカーでは指定された標準部材についての商品の品質につい
ては、会社の信頼も関わってくることもあり優れていますが高価です。
また、それらをしっかり施工が出来ているかは別問題であります。
地元工務店については、大手ハウスメーカーのような毎回指定された部材ではなく、メーカーからの部材で成り立
っていますので、部材の品質については心配不要です。
そして大きな違いとしては、施行の品質について、自社で施工を行なっていることで地元の人々に信頼を得ている
部分が、地元工務店は大きいのではないでしょうか。
④工期について
工期については、平均的にはハウスメーカーの方が圧倒的に早いです。
大手ハウスメーカーでは早ければ上棟から約2ヶ月足らずで完成するメーカーもありますので、その点は地元工務店
ではなかなか追いつけない点であります。
工期が早いことによるメリットとしては、仮住まいされる方に限って仮住まいでかかる家賃が安くなることがあり
えます。
ただし何かの事情でお急ぎの場合は、当社でも相談してもらえれば、工期の調整や対策はある程度取れます。
まずはお子様の入学などの事情があれば相談してください。
⑤自由度について
地元工務店では、大手ハウスメーカーでは嫌煙されがちな様々な要望に応えることができます。
例えば、外壁を塗り壁にしたい!造作キッチンや、檜のお風呂やタイルでつくる素敵なお風呂が憧れ!断熱性能や
気密性能に徹底的にこだわりたい!リビングに大きな窓をつけて開放的にしたい!無垢材でコーディネートした
い!
などの要望にお応えすることが出来ます。
大手ハウスメーカーでも当然対応できることもありますが、大手ハウスメーカーの住宅は外観でどこのメーカーの
住宅かすぐ分かります。
それをブランドとして良いとする方もいらっしゃいますが、間取りや設備などの自由度を追求したい方は地元工務
店をオススメします。
結局どっちが良いか決められない…という方に
中立的な立場でアドバイスをしてくれる窓口(エージェント)があります。
例えばSUUMOカウンターの窓口や、家づくり学校など地域にある窓口を利用してみることも良いと思います。
まとめ
ご自身や家族で話し合って、どんな家が良いか?なにを優先して家づくりを進めたいか?を決めて、それに合う方
でご検討をしてみてください。
家づくりにおいて全てを叶えることは不可能に近い部分があるので、価値観の優先順位を常に意識して、自分たち
にとってベストな選択をしてもらえれば幸いです。